My WSS 
思いの丈を綴って下さい。自分勝手大歓迎。 掲示板かメール( somethingreatiscomin@jcom.home.ne.jp  )でお待ちしていま
1
好きなナンバー 2、好きなシーン 3、好きなキャラクター など、を入れてもらえると嬉しいです。

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17. Pekoさん  16/07/07

WSSが初めて日本に上陸した時に すごい衝撃が日本中を駆け巡りました。
特に映画、ミュージカルに携わっていた方たちの楽屋での挨拶は 「あれ、見た?」この言葉が挨拶代わりになっていたというのを聞きました。
そして皆さん「バットで殴られたような衝撃・・だった」そんな声も多く聞きました。
上映する劇場の周りに何重もの人垣が出来て
列を作って待っている人たちの姿を新聞で何度も見ました。 当時私はバレエを習っていたのですが、先生が
〈皆さん是非WSSの映画を見なさい! あの躍動美、手、足を思いっきり伸ばして踊る姿・・ぜひ見て勉強しなさい!〉
など言われてました。そんなこともあって、WSSを見てみたいとず〜〜と思っていましたが 初めてWSSを見たのはそれから2年後でした

60年代後半にチャキリスさんが来日した時に フジテレビの「スター千一夜」に登場しました。
舞台でリハーサルしている時に 通訳のイーデス・ハンソンさんがチャキリスさんを「Mr.Chakiris!」と呼びました。
私はてっきり「ヘイ、ジョージ!」と呼ぶのかと 思っていました。

 アメリカ人同士でも面識のない人にはちゃんとMr.とつけて呼ぶのだなと 少なからず衝撃を覚えました。

その後70年代初頭かと思いますが、私は銀座(或いは日比谷)でWSSを見ました。
私の記憶ではスクリーンが真ん中から両端に広がっていて、登場人物が中央から横に引っ込む時に、坂を登っていくように見えました。
ひょっとしてこれが噂の70mmフィルムだったのかしら? その頃テレビで片足をくの字にし「しぇ〜〜」と言うのが 大流行してました。
映画の中で「shit!」・・言葉が悪いですが・・ちくしょうとでも言いましょうか 「shit」が「しぇ〜」に聞こえて、
観客席から笑い声が聞こえました。 (私も笑った一人です)


その後TBSテレ
ビが映画WSSを放映することになり、 ナタリーウッドの吹替え役の大竹しのぶさんがナタリーウッドに会いに
ハリウッドまでやってきました。ナタリーさんの自宅での収録でしたが、 ナタリーさんの子供2人が(男の子だったような気が・・)
丁度かわいいさかりで、カウチの上で 飛んだりはねたりする子供をあやしながらナタリーさんは
大竹さんの質問によ〜く耳を傾けて答えていました。 隣には旦那さんのロバート・ワグナーさんが居たと思います。
その後しばらくしてナタリーさんは亡くなりました。

@好きな曲は〈one hand, one heart〉ですね。
A好きな人物〈シュラ
ンク警部補のサイモン・オークランドです〉 好きというと語弊があるかと思いますが、
この人の登場がこの映画を別な意味からも骨太のしっかりした 映画にさせたと思います。
私でしたら、この人にアカデミー賞の助演男優賞を贈りたかったと思ってます。(チャキファンの方ごめんなさい)
B好きなシーンは・・「Tonight」を歌ったあとにトニーがキャンディストアに戻り掃除をして帰るときにジャケットを肩に掛けて
 マリアとの逢瀬を楽しんだ余韻を胸に帰宅するトニーの姿が好きです。(明日から起こるであろう予期せぬ出来事も心配せずに・・・)


16. anybodyさん  16/09/06 (〜 2006来日公演鑑賞レポート)

親友がミュージカルが好きな私に声をかけてくれて、8月29日渋谷オーチャードホールで来日公演を見ることができました!
私の記念すべき日!!この日のことを忘れないように、今書き留めておきます!
幕があがり、Tonyが登場すると「うーーん、このトニーはパンフの人と違うよね」と隣りの友人と目配せし、
少しがっかりしながら目の前に現れたBrian Hissongを見つめていたのですが・・・
彼の歌う「Maria」は、力が満ちあふれ、劇場の空気を揺るがせ、私の心を大きくわしづかみにしました・・
堂々とした歌唱、甘く、狂おしく、素晴らしい声・・・

Tonyが一瞬のうちにMariaとの恋に落ちたように、一気に私もWSSの、Brianの虜になりました。  
1部と2部の間に、友人がオペラグラスを借り、私たちは2部からはオペラグラスで彼のことを見つめっぱなしとなりました。
Tony のほかにも、この公演では、特に女優陣、アニタ、マリアをはじめ、JETS&SHARKSの女の子たちが

なんと、かわいらしく躍動感があったことか・・・・「女の子はみんな元気があっていいよね!!」これは友人とも
共通した意見です。「アメリカ」 「I Feel pretty」が印象的でした・・・
そして、2部もラスト近く、”A boy like that”
が始まるころから、涙がとまらず、私はぼろぼろ泣いてしまいました。  
あっという間の2時間半も過ぎて、帰路に着く頃には、「もう一回見たい!!」という気持ちが高まり、家に帰り着くやいなや、
千秋楽のチケットをゲット。友人が一緒に行くことができず(すごく残念がっていました.私のぶんもTonyを見てきてと)
一人で観劇しました。
終演後には、素顔のキャストとも遭遇し、Brianにも会うことができて、夢のようでした。
こんなに明るい人だとは思わなかった・・・が第一印象です!!哀しそうな顔のTonyのラストを、さっきまで客席から見ていたわけですから。
彼が大きな口を開けて笑い、、目をくりくりさせて話す顔を間近に見られるなんて、なんと幸せだったことか・・・
(今でも、思いだすと、心臓がばくばくします)
千秋楽は、客席とキャストが一体になって、みんなが最高の演技を見せてくれました・・・  
そして、私は、「もう、一回」の気持ちが抑えられず、横須賀のチケットをネット予約・・・ Brianのことは、すべて知りたいので、
過去の作品をインターネットで調べ、ブログ検索をかけてみたり
の毎日が続いて今にいたっていますー☆
残念ながら、BrianのHPがないことから、彼についてはものすごく情報が少ないのです。
ですから、自分で見て、聞いて、接したBrianがすべて・・・です。記憶をたどり、目をつぶって彼の声、歌をよみがえらせていますー
最近になって購入した映画のDVD2枚組も、本編はリチャードベイマーにBrianが重なって胸が苦しくて、
全部聴きとおせないのです・・・(Brian病でしょうか・・・・)

横須賀公演では、ものすごく精度の高いオペラグラスを借りることができました。
(席は2階バルコニーだったのですが、キャストの額の汗まで見ることができ、感激です。)
 
そこで、2部最初のバレーシークエンス(私の1番好きなシーン)では、彼らの表情を見て驚きました。
なんと、幸せそうな、夢見ごこちの表情をしているのでしょう・・・
白い衣装をまとった彼らが、「ここはどこかしら??天国かしら??」と自分の手やつま先を見ています・・・

「楽園」に居ることを知り、とまどいから、子供のように無邪気な表情に変わるのです。
3組の男女が(JETSとSHARKSのペア)が手をつなぎ、踊っている時も最高に美しい表情で パートナーを見つめているのです!!
今まで、東京で2回見たときには気付くことができなかったシーンでした。
その二日前、9.11のテロの特別番組が放送されたのを、私は見たばかりだったからでしょう。
「憎しみ。復讐。テロ。戦争のない世界」を表現した、このシーン、彼らの美しい表情を見ることができて、幸福でした。  
書ききれないことがたくさんありますが、私にとっての2006年WSS観劇が生涯忘れられない
宝物になることは間違いありません!!  
私の好きなシーンは「クインテット」(べたですが・・・はずせないですよね、興奮します)
「クラプキ」(このシーンのBaby Johnが好き・・今回のパトリック・ショーンは魅力的!!)
アニタが歌う全部のシーン。(もちろん、Brianのシーンすべてーー)  
好きなキャストは、TonyのほかにはBaby John,リフ、ディーゼル役(あくまでも、今回キャストです!)
ベルナルドはメインキャストには3回とも当たらず・・・・残念!!  
私のツボ・・・・1.BrianのTonyは見るたびに攻撃的Tonyになっている。
2.バレーシークエンスで、
ほかのキャストがダンスに登場し、Brianが一度ひっこむ。
二度目登場した時には、靴を脱ぎ、ベルトもはずしていた
  (ベルトは、次のシーンで邪魔なためと思われます・・・)
今は、今回来日キャストのCDやDVDが出ること、このキャストでの日本再演があること・・・を心から願っています。

そして、こちらのサイトに出会えたことに、ひたすら感謝、感謝、感謝!!です。

15. みーとーさん  16/09/06

忘れもしない、1971年8月19日。
中学二年だった私は友だちに誘われてウエストサイド物語 を日比谷スカラ座に見にいきました。
ガ〜〜〜ン。
そのショックはすさまじく、後もう1回ナルドが死ぬまでを見て帰る事にしました。
当時、毎年上映があったのでその度に行きました。
もちろんお弁当を持って朝から3回は必ず見て帰ったものです。(中学生は最終回までは無理)
期末試験だというのに最終日に行ったり、横浜まで出掛けたり。
まだビデオなどなかった頃だから映画館で写真も撮ったし、来日したチャキリスの追っかけもしたし、
今思うと若いからできた事だと思います。
結局映画館では40回近く見たかな。超えたかもしれません。

劇団四季の初演も行きました。
雪村いずみはセリフがべたべたしていた覚えがあります。

テレビ放映の時は大竹しのぶ、国広富之に怒り、ななんんじゃこれは!
どこか探せば、ベータの録画があるでしょう。
見る気しないけどね。

1.私が好きなナンバーは全部。
2.好きなシーン〜ソールバスから高速道路下でトニーが去っていくまで。
3.好きなキャラクター〜昔はナルドのチャキリスやアイスのタッカースミスが好きでした。でも今はドク。

WSSが今の私を作りました。
映画狂になったのも、スペイン語に興味をもったのもこの映画がきっかけです。

14. 店主 (〜 2006年ブロードウェイWSS鑑賞レポート)   

近々公開予定 ・・とりあえず、写真をお楽しみください

 

13. TOMOさん 18/08/05  

私が、 『WSS』で大好きなシーンは体育館でのダンスパーティーのシーン と、シャーク団一味の屋上での「アメリカ」なシーンです。  
マリアが白いドレスを着てくるくる回るシーンから体育館のシーンに変る所… あの場面からもう釘付です!
スウィングジャズっぽいような曲が流れて
シャークもジェッツも乱れて男女で踊りますよね…あの場面…
私が憧れていた、50'S!そのもので嬉しいです。   ここで、とっても印象的なキャラクターを見つけました。 またもや釘付です。
美しいブロンドの髪に綺麗な水色のドレスが素敵でした。 そのキャラクターの名は、ベルマ…
きりりとした顔立ちの中に可愛らしさがあって、とってもキュート!
ダンスを躍らせれば、セクシーで華麗でした。
後半のガレージでの「クール」なシーンでも、とてもセクシーな ダンスを見せてくれましたよね。
可愛くてカッコイイ女性で、私はとても好きでした。 もう一人、好きな登場人物がいます。その名は、ロザリア。
(スミマセン…私、昔から脇役が好きなんですよ…) ピンクのボーダーのニットドレスがこれまたセクシーで可愛かった…。
黒髪とナイスな体つきと浅黒い肌にとっても似合っていました。 顔はファニーでキュート。派手さはなかったけど「アメリカ」のシーンでは
一生懸命踊っていた姿が可愛くて印象的でした。
  好きなナンバーは「マンボ」と「アメリカ」…でも本当は全て好きです。
初めて見たのは小学生の時…TVでやっていたのが最初です。
その頃は、ベルナルドに胸キュンでした。
当時はまだ子供でしたので、相手役のアニタが美人じゃなくて 幼心に「何で?」と納得行かなかったりもしましたが、いやいやどうして…
ダンスは絶品だし決してブスじゃない!『WSS』の中で一番強烈な キャラクターなんじゃないかと思います。
『WSS』はいつまでも色あせる事のない、永遠の名作だと思います。 語りついで行きたいものですよね…。

12. えむ さん 24/08/04   

「私がWSSフリークと化したのはいまから二十六年前です。
 小学生の頃二代目オスカル様の安奈淳さんの熱烈なファンでして、彼女が退団してしまったものですからかなりへこたれていました。
しかしその頃日本映画史上最高額制作費をつぎ込んで(当時の十億ですからね…)
東宝資生堂日テレが組んで「ベルサイユのばら」を製作中でした。その前宣伝として用意されたのが
正月の特別番組としてのノーカット版「WSS」です・・
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11. へーまさん (〜 少年隊WSS鑑賞レポート) 22/08/04  

ジョーイ・マクニーリー振付・演出のWSS大阪公演、行ってまいりました。
完全主義者で知られるジェローム・ロビンズの後継者による上演というだけあって、
全くといっていいほどアドリブのない、精密な舞台を務め上げたすべてのキャスト、
スタッフにまず心からの拍手を送りたいと思います。映画のように「取り直し」の効かない舞台で、
高度な技術を要求される振付が、妥協なく繰り広げられる様子は圧巻でした。

特に舞台版ならではの「バレエシークエンス」、初めて目にしましたが美しい、の一言です。
陽の光のような照明のみの、すべての装飾を排した舞台で、アメリカの最初のバレエマスター、
ロビンズのピュアな魂が呼び活けられるように思いました。
私がもっとも信頼する表現者のひとりである青山航士さんの印象的なソロによって始まるJetsとSharksの群舞は、
音楽と見事に調和して、会場すべてが聴覚と視覚のハーモニーで満たされました。
命の輝きを目の当たりにするようなダンスを見ていると、映画版では悲惨な現実に覆われている、
「生きること」へのこの作品の賛歌を感じることができます。
そしてなぜロビンズ、バーンスタイン、ソンドハイムが「ロミオとジュリエット」の
物語を20世紀のアメリカで作り上げようとしたのかが少しわかるような気がしました。
原話では二人の恋人は、ローマ帝国時代からの長い歴史を持つイタリアの都市で、
大人たちの作り上げた社会と現実に押しつぶされるように死んでしまいますが、
新大陸であるアメリカには「自由な、何者にも縛られない"Somewhere"があるのではないか」、と想像できる
(たとえ現実はそうでなくても)余地がある、そのことがこの国の美しい文化だという思いがあるように感じます。
また、マリアとトニーが"Somewhere"で踊っていた姿を思うと、私には残された彼女にトニーの子が
宿っているのだという希望が見えるような気がしました。
聖母マリアと同じ名前を持つ彼女が、自分の子供に憎みあうことの愚かさと愛とを伝えていくのだと勝手に後日譚を・・・
このシーンを映画にするのは色々な意味で無理があったということなのでしょうが、WSSの核となるような部分で、映画ファンの方にこそ見ていただきたい場面でした。

そして前後してしまいますが、対照的に、「クール」は寒気の走るような、
迫り来る「死/殺し合い」の予感に打ち震える不安定な精神を表現して見事でした。
「死」や「殺人」があらゆるメディアで軽く表現されることに慣れてしまい、少年たちがそれを犯すとただ驚き、
理解することができない、私を含めた現代人は、タイガーの狂ったような笑い声、鬼気迫る演技に呑まれ、沈黙するのみでした。
もちろんダンスとしてもとても素晴らしかったのですが、今回の舞台はそれに加えてエモーショナルな表現が胸に突き刺さり、
この作品の「ドラマ」そのものがとてもよく見えます。
これまでの公演の感想を読むと「はしゃぎすぎ」という印象を持つ方が少なくない「クラプキ」をとっても、
映画版を超えるドンチャン騒ぎが異常な昂ぶりを伝えるうえ、映画版にはない性的な猥雑さがあり、
荒んだ精神状態がよく表れていたと思います。
「親の愛を受けられない」というどんな悲劇も呼び込むほどの不幸を自嘲するしかない彼らだからこそ、
人の痛みも想いもわからず、アニータを襲ってしまうのだという残酷な必然が見えました。
ソンドハイムが舞台版WSSには、非常に暴力的な、恐怖感を呼び起こすような感じが求められると語ったインタビューを目にしましたが、振付の面だけでなく
、その意味でも今回のWSSは原典に忠実だったと思います。
21世紀なのだから、と現代的な演出を望む声もあるようですが、私は作品の忠実な再現に徹したマクニーリー氏の演出には、
アメリカの舞台芸術の「古典」を保存し、伝えていこうという真摯な志を感じました。実際、いまクラシックバレエ」と
呼ばれているものの殆どはさほど古いものではなく、19世紀のバレエなのです。そのことを思うと、
20世紀のアメリカに生まれた最初のバレエマスターのこの作品を、後継者が次の21世紀にも残るものとする、
その作業に私たちは立ち会ったのだな、という気がしてきます。

そしてやっぱり最後は青山航士さんファンとして・・・この作品と彼の出逢いを目にすることができて、とても嬉しいです。
ロビンズはJETSと同じくポーランド移民の子供で、経済的な苦境も経験し、
バレエダンサーになってからは「ロミオとジュリエット」でロミオの親友(つまりJETSみたいな人物)
ベンヴォーリオを演じているなど、
非常に自分に近いところでJETSというキャラクターをとらえていたと思いますが、
青山さんも14才で単身アメリカに渡ったのち、WSSの舞台となった地域を整備してできたジュリアードの
ダンス科で青春時代の1ページを過ごしたという人です。見えない糸によって手繰り寄せられるように
色々な力が集まって、「名作」というものは命をついでいくのだなあ、と実感しました。
大阪千秋楽で東山さんが「本国のWSSスタッフが観劇し、今までの海外公演で一番素晴らしかった、
また日本のオーディエンスは素晴らしいと言ってくれた」と話をされたそうです。
WSSが次の世代に受け継がれる、そのことがはっきりと読み取れる舞台だったと思います。

10. Y・FURUTA さん 14/08/04                                     
それは、高校一年生の(41年前)2月20日、グループの一人の誕生日の出来事でした。
試験休みに友人の誕生日会として映画鑑賞会と、アフタヌーンティー・・なんて洒落ていました。
映画は「恋人よわれに帰れ」と予定していました。
当時人気者のロックハドソン主演の。。

ところが、「ウエストサイドストーリー」(違う映画館で前年の秋からやっていた)に変わっていて、仕方なく入館しました。
(ウエスト サイドと人から聞いて、「腰の周りの物語」?一体どんな映画なのかしら?とホントにそう思っていたものでした!)
しかし、一風変わった形が(画と言うのか?)画面いっぱいに現れていて、
でも今までに聴いた事が無い作風の素敵なメロディーと共に、collarが次々と変わり行き、段々と画は動き出して、
とうとう「West Side Story」に。いやーもう何がなんだか・・釘付けになりました。

そうか、そうだったのか・・ウエストとはNYの西地区だったのか・・と。

歌も凄い、ダンスも素晴らしい。トニーの甘い表情に私は心惹かれていました。
(その後もりチャードを追いかけて3作品位観た様に憶えていますし、チャキリスが大阪へ来た時には、本人を観ております)
休憩タイムになりました。ふとみると、足元にはお金が落ちていて、お財布も飛んでしまっていました。
それくらい(気がつかない)15歳の私にとって、かなり強烈なインパクトがあったのです。

当時、音楽高校(ピアノ専攻)の1年生だった私達にとって、レオナルド・バーンス
タイン氏は憧れの的でした。 結局何も知らずに映画を観たわけで、パンフレットを読んで全てが判った事でした。
観終わって、誰も話をしたがらず(興奮で口が利けなかったのです)お茶会も無しになり、
それぞれに静かに別れました。(お誕生日会はどこへ?)

電車の中でも「マリア」「トゥナイト」のメロディーが少しづつ思い出されていました。
夕方、父に電話をかけて「帰りがけにレコードを買ってきて欲しい」と頼みました。
 
その夜、かなり聴き、手帳に歌詞を写して翌日からの通学時には丸暗記で頑張りました。(テストより頑張りましたね)
そうそう、クラスではトニー派、チャキリス派と分裂していて大変な騒ぎでした。
私と親しい友人とで毎日、休憩時間にバルコニーへ行って「トニーとマリア」になりきっていました。 
これはビデオで撮っておきたかったくらいかなり熱心な演技?デュエットでした・・

初恋の彼との始めての映画も勿論「ウエスト・・」15年前にちょっと会うことがありました。 
何と運命とは凄いもの。彼が現れる時に偶然にもロビーのBGMから「トゥナイト」がかかってきました。 
一度に昔に戻っていました・・・

息子時代にもリバイバルで(テレビ放映)ありましたし、ビデをカセット。LD. DVD
も揃っています。そのうち孫の時代にも絶対に「受ける」事と信じております。だって、最高ですもの、
どの面を見ても。あの悲惨なテロの年(2001年)WGを利用して、とうとう憧れのNYへ入って参りました。
ここには、友人であり、世界的なバイオリニストの五嶋家族が住んでおられます。
(娘の五嶋みどりさんは、バーンスタイン指揮のコンチェルトの途中でバイオリンの弦が
2回も切れたのにもかかわらず、あわてず、さっとコンマスにバイオリンを借りに行き、
最後まで弾き続けた天才少女として、余りにも有名です)
彼らにも会う目的がありましたが、何と言っても「ウエスト・・」の現場を見たい!の一心でした。

でも今は立派な「リンカーンセンター」になっていまして、当時の面影は一切ありません。
でも頭の中であのバスケのシーンを思い出し、フルーツを手に取る彼らのシーンを想像したり、
ハイウエイ下では決闘シーン、ハーレム(本当は違うけど)でプエルトリコ人のアパートだと思ってみたりして・・

そこで私もつい先日、「少年隊のウエスト・・」を鑑賞してきたのです。

どなたかが、書いていらっしゃいましたとおりの感想でした。
ただ、東君の「若さ」を作ろうと思う余り?台詞の言い回しが速すぎて何を言ってるのか良く判りませんでした。
あとの2人は大丈夫でしたが。でも彼らの年齢(失礼)からすると本当に努力されたと思います。

若い人達の中で60前のおばさん2人が浮いてしまう?と思っていましたし、夢が壊されるのでは?
と言う心配も吹き飛んでいました。 それはそれは、見事な舞台でしたね。
若者たちよ、勇気を奮っての大仕事を有難う!と心から感謝していました。
こうやって、受け継がれていくのがとても嬉しいです。

携帯の待ちうけも「マイ メロディー」ではなくて、「トゥナイト」です!


1.好きなナンバー 「one hand one heart」でしょう。
2、好きなシーン やはりバルコニーシーンでトニーがステップを降りる時に
マリアとステップ越
しに顔を見合わせるところかしら?
、好きなキャラクター  勿論トニーです。

9. 店主 (〜 少年隊WSS鑑賞レポート)    31/07/04

8月27日夜、見てきました。2階席最後列中央。
まず、想像していたよりもずーと良かったです。
というのも、やはり「ファンのためのだけの少年隊のショー」で部外者が見に行ってはいけないものなのでは・・・
という不安があったのですが、そういう演出は数カ所あっただけで恐らくオリジナルのまま、
そしてなにより「少年隊がWSSをやる」のではなく「WSSを少年隊がやる」見事なミュージカルになっていました。

プロローグ、体育館でのダンス、バレーシンクエンス等の
大人数でのダンスシーンは、小指の先まで鳥肌立つこと数回。
やはり舞台の醍醐味は、生オケで生ダンスを味わえるとこだなあとつくづく実感。
実は私、ダンスの上手下手がいまいちワカラナイのだけど、統一感もスピードもキレもあり、
かなりのハイレベルだったのではないかと思います。
ただ、シャークスのスペイン風のダンスにはもう少し優雅さがあればなあ・・とも。
どちらもジェッツのようなファンキーで明るい感じになってしまってました。

今回はじめての日本語WSSを見るにあたって一番不安だったのは、
あの聞きなれたナンバーが全て日本語になってしまう、という事です。
それは、ちよっと昔「イエスタディ」を“昨日〜♪”「ハイウェイスター」を“高速道路の星”とパロディって
歌っていた人がいたけど、 そんな風にマヌケに聞こえてしまうのではないだろか、と。
が、あら不思議。あまりにも聞きこみすぎたせいか、頭の中で英語歌詞が自動的に日本語歌詞に
乗っかって聞こえる・・つまりテレビの主音声と副音声を同時に聞いている状態
で、歌詞を聞くというよりも純粋に歌声だけが聞こえ、時々思い出したように「そう訳したか」と、
理解する程度でほとんど気になりませんでした、ホッ。

そして、歌は得意分野ではないというトニーのヒガシ、
そうでなくても難曲のトニーのナンバーを、さすがに高音部分が辛そうだったものの、
トニーの若々しい爽やか感が出ていたのが良かったです。
心なしか「マリア」の中での“マリア”は“R”を意識して発音していたような気も。
「サムシングスカミング」(ちなみに“Could be〜、”の出だしは“そうさー”に)」
のとこでは、ちょこっと側転いれたりして本領発揮してましたが(笑)
それをやるなら、コーラの栓を空手チョップで勢い良く あけてほしかったなぁ。
「出会いのダンス」では、やっとまともに踊れるぜぃ! という感じで水を得た魚のようにバシっときめてましたが、
あそこは“奇跡が起きる瞬間”、とトゥナイトの中でも歌っているくらいなのだから、
恐々と神秘的にそっと踊ってミラクル表現して・・と思いました。
島田歌穂マリアは、トゥナイト出だしをちょっとメロディーとずらす、なんて技まで入り、演技ではアニタとの言い合いの
「苦悩」、トニーの死の「怒り・悲しみ」での、迫り来る演技は心打つもので、さすが舞台女優の貫禄を感じました。

ところで、彼らが特にそうだというワケではなく、舞台版のトニーとマリア、たいてい誰がやってもどうしても
芝居がかってて (芝居だって)、唐突な恋に困惑しながらも落ちていく、という
“微かな憂い”がどうしても表現されず、「大好き万歳!!」と、 盛りがついたバカップルに見えてしまうのは、私が映画版を基本にして見ているせいでしょうか・・。
ブライダルショップでトニーとアニタが鉢合わせしてしまっても、
それがどーした!という感じで膝にのってイチャついたり、演出自体がそういう風に見せてしまって いるのだけど。
特にマリアはそのせいか、 “清楚”というより“子供っぽい”という印象を、いつも受けます。

香寿たつき、私のイメージする「かあちゃん風」アニタの印象とは違って線が細いものの力強く、
セクシーな「ねーさん風」アニタでステキでした。舞台では「ねーさん風アニタ」が多い気がします。
そしてリフとベルナルドですが、にっきリフはヤンキーボスの凄みもあり、歌もダンスも迫力があって
かっこよかった!しかし、ベルナルド・・ちょっと影が薄かったなあ〜・・彼のせいではなく、
元々やさしそうなキャラクターの持ち主の彼はやはりベルナルドじゃない。
私は彼をチノにしたかった!気弱でデリケートで一途でカワイそうなチノ・・ トニーの死を一通り悲しんだ後、
「そういえば、チノってかわいそうだよね・・」と 思わせる、ちょっと哀れなチノ。
なのに、佐藤アツヒロ演じるチノは逆に怖そうで短気で、まさに“ヤバいヤツ”といった感じ、そしてなによりハンサム!
最初は、ええっ、こんなチノはあり?!、と思いましたが、見ているうちに あり!と、思えてきました。
トニーと競えるくらいのチノの方が、 スパイスとして全体の味が締まるのでは、と気づかされた革命的なチノでした。
そんなわけで、出番も少なく存在感も薄いベルナルドのために、 特別に「アメリカ」を男女混合にすれば、
(一度舞台で映画版と同じアメリカを見てみたいと思っている) もっと、かっちゃんナルドは
目立てたのに、少年隊のショーなんだから! と、最初と矛盾したことを思ったりもしました(笑)
ベビージョンはかわいらしく、アクションも そんなに先輩ヒガシを嫌って大丈夫・・?と、思うくらい
トニー嫌いの短気がでてました。 彼らのクラプキー巡査は弾むように楽しそうでした。リフ死んだのに・・(笑)
男の子になりたいのに女の子らしさがはしばしに出てしまうエニバディーズも好演でした。  

街角、マリアの部屋、ドクの店になる基本の舞台装置は高いレンガ壁、
最後、トニーの死体を運び葬送行進するところでは、建物の高さで出来る光と影のコントラストが
まるで絵画のような美しさ、悲しみと重みが 残る印象的でラストシーンでした。
また、ダンスパーティーの時、蛍光色の光でパっと明るくなる演出も目が覚めるようでした。
ただ、やはりWSSといったら何はさておいても非常階段が欲しい!! 
「トゥナイト」はベランダというより、屋上テラスで歌われたのだけど、
物干し台が置いてあっても違和感ない、店舗の2階・・て感じの手狭感で、ちょっとガックリです。  
衣装は、ジェッツは明るい色、シャークスは暗い色。
日本人が演じているせいか、渋谷のヤンキー vs 歌舞伎町のチンピラに 見えなくもなく、
ダンスパーティーの時に着ていたジェッツの ジャンパー、わざわざ「Jets」と背中に書かれてていて
「・・知ってるよ」と思わずツッコミました。 これで鉢巻きしたらまさに80年代アイドル(ローラースケートもはいちゃって)

と、ダンスパーティーのトニーの衣装、真っ白のサテンスーツで演歌歌手状態、
白いバラが差してある幻覚まで見えるような・・。これはちょっとどうかと思いました。
あまり行く気がなかったはずのダンスパーティーなのに、めちゃくちゃやる気 マンマンじゃないか!
この時のトニーは回りと同化する程度の格好で、 その中でもどうしても目立ついい男・・
に、して欲しかったです。 目立ちすぎ。

そしてフルオーケストラが見られたのは嬉しかったです。 2階席だったので、まるまる覗きこめました。
バレーシークエンス、ここは本当に幻想的で 美しいシーンですが、
この時に伸びやかにサムフォエアを歌う サムフォエアガールはどこ?・・と、捜しましたが、どうやら
指揮者の横に立っていてマルガリータ役の人だったようです。 美しい歌声でした。  

と、なんだかケチつけてるような事も たくさん書きましたが、満足度のかなり高い舞台でした。
いつになく映画を意識して作られているのかな?と いうシーンがいくつかあり、
映画版好きの私には嬉しかったです。
やはりジャニーズ結成のきっかけになった作品というだけに主催者側の思い入れの強さが伝わってきました。
私が十数年前、 偶然見に行った舞台ではまったように これをきっかけにWSSデビューした人も
多いのではないでしょか。 少年隊のおかげでWSSを知らずに人生終わらせることなく
おめでとう!と、
言って差し上げたいくらいです。
観劇後、友人3人、近くのイタリアンレストランで「若いって、いいねぇ〜」 
と、楽しく切なく心地よく食事して帰りました。

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